小さな夏の物語。
あるところに、自然豊かなすてきな町がありました。
そこに暮らす仲よし3人組はこの夏、
ある家で同世代の知らない女の子を見かけて…。
GLOBAL WORKのキッズウェアと子どもたちの友情、
どちらも燃え上がる夏が始まります!
Cast
-
リリア
生粋の都会っ子。
夏休みは祖父母の家に
長期でお泊まり。 -
ナディア
子どもたちの輪の
中心にいる
アクティブガール。 -
レオン
自由気ままな性格で
盛り上げ役。
実は情にもろい…!? -
トウマ
普段は冷静沈着だけど
楽しいことには
目がないタイプ。
Chapter 1
Who is the girl?
ここは自然があふれる町。
いつもの3人で遊んでいるとそこに見慣れない女の子の姿が。
ナディア「ここはおじいさんとおばあさんしか住んでないはず」
レオン「こんにちはー! 誰かいますかー?」
トウマ「ノックしても返事がないね。裏庭にまわってみよう」
レオン「あ! やっぱり女の子がいる」
ナディア「ちょっと私にも見せて!」
普段は都会に暮らす孫のリリアはこの夏いっぱい、
この家ですごすようです。
リリア「おじいちゃん、誰か来たみたい」
レオン「君はだれ? どこから来たの?」
トウマ「ここの家の子なの?」
ナディア「そんな一気に質問したら答えにくいでしょ」
リリア「…夏の間ここに住むの。私はリリアだよ、よろしくね」
レオン「え、オレンジくれるの? やった! 俺はレオンだよ」
トウマ「ぼくたちよく、君のおじいさんの庭で遊ばせてもらうんだ」
リリア「そうなの! じゃあ私も仲間に入れてくれる?」
ナディア「よろこんで!」
Chapter 2
Endress Summer.
今日も庭で遊ぶ4人。
リリアのおじいちゃんがプールに水を溜めてくれてる間、
ふざけ合っています。
レオン「いちばん速く走れた人からプールに入れるルール!」
リリア「えー、ちょっと待ってサンダル履くから」
さてお待ちかね、プールの時間です。
ナディア「順番にまわすよ! 落としたらお昼ごはん抜きね」
トウマ「(リリアにはやさしく渡さなきゃ!)」
プールのなかで水風船。
濡れたってすぐ乾くから服のまま遊んじゃえ!
遊び疲れて芝生にゴロン。
4人はこのままお庭でランチするようです。
リリア「いっしょに歯磨きしてると私たちきょうだいみたいだね!」
レオン「それじゃ明日もリリアの家、集合!」
午後は庭のウッドデッキに女の子2人の姿が。
リリア「そうだ、約束してたネイルしようよ」
ナディア「うれしい! リリアみたいにピンクにしたかったんだ」
ナディア「おそろのネイル! これで私たち親友だからね」
リリア「もっちろん!」
Chapter 3
The Things Happen
いつものように家に集まる4人。
リリアのリュックについていた
キラキラのチャームが気になるナディア。
リリア「あんまり引っ張らないで」
ナディア「ちょっと見るだけ〜。 (ブチッ)あっ!」
ナディア「そ、そんなに力入れてないよ!」
リリア「これパパからのプレゼントなのに…」
ナディア「リリアに謝るタイミング逃しちゃった」
レオン「大丈夫だよ、ちゃんと話せば」
トウマ「ナディアもわざとやったわけじゃないと思うよ」
リリア「わかってる…。でもちょっとショックで」
ナディア「リリア…。いま話せる?」
リリア「うん…」
ナディア「…ほんとにごめん。大事なものだったのに」
ナディア「チェーンは切れちゃったけどさ、
ヘアゴムで直したからこれで許してくれないかな?」
リリア「これナディアのお気に入りなのに! いいの?」
ナディア「もうすぐ夏が終わっちゃうのに
気まずくなりたくなくってさ」
リリア「ぜんぜんいいよ、こっちこそごめんね!」
事件を乗り超え、さらに絆が強くなった4人。
でも夏は一瞬でおしまい。とうとうリリアが帰る日になりました。
リリア「えっと…、わたしみんなに会えて…ほんとに…」
ナディア「湿っぽいのはなしだよ。来年の夏も会える! 待ってるよ」
レオン「そうそう、リリア笑ってくれよ」
トウマ「1年後、またこの4人で。約束だよ!」
メールするね! また次の夏に!