25th

COLUMN

VOL.2 A STYLEST EYE’S

「人気スタイリストが見た
グローバルワークの進化。」

荒木里実 × 片貝 俊 × 福田麻琴

2020.8.21 UP

グローバルワークが誕生して25年。社会の変化に伴い、ファッションに求められるものも刻一刻と変化しています。お客さまがより取り入れやすく、かつ快適にすごせよう、シーズン毎に「ウィメンズ」「メンズ」「キッズ」のチームごとにアップデートを重ねています。今回は、現在グローバルワークのWEBコンテンツや雑誌タイアップなどをご担当いただいている3人のスタイリストに、俯瞰で見たブランドのイメージについてお話をお伺いしました。さまざまなブランドやアイテムに日々触れている彼らだからこそ感じる、今のグローバルワークの魅力とは?

写真・上原未嗣
文・大庭典子

昔と今、ブランドのイメージはどんな風に変わった?

—最初に、グローバルワークのイメージについて教えてください。ウィメンズ、メンズ、キッズの各カテゴリーは、ブランドに関わり始めた頃と今ではイメージは変わりましたか?

福田麻琴

パリ留学に裏打ちされたフレンチテイストに、今どきの抜け感を加えたベーシックスタイルが得意。女性誌を中心に広告、タレントのスタイリストとして活動中。キッズのスタイリングも手掛け、グローバルワークでもカテゴリーを問わず数多くの企画を手がける。

福田麻琴さん(以下、福田):最初にグローバルワークさんとお仕事したのは確か5年ほど前だったと思いますが、当時はベーシックなものが揃うブランドという印象でしたね。キッズはとくに最初の頃のイメージから変わって、とくにガールズに関してはもはや大人の服のよう!大人の私も「欲しい」「着たい」と思うようなアイテムが多くあります。子どもとリンクコーデがしたいというママたちの願いも叶えられる。

ウィメンズ企画も関わらせていただくことがあるんですが、こちらも少しずつ変わってきていて。今はワードローブの基盤となるものだけでなく、トレンド感のあるプラスアルファのものも見つかるブランドだと感じます。デザインもシンプルなだけでなく、少し抜け感や遊びがあって凝っているんですよね。

荒木里実

『CLASSY.』『VERY』などの女性ファッション誌を中心に活躍。トレンドをいい塩梅に取り入れつつ女性らしいスタイリングに仕上げる手腕は、各方面から信頼を集めている。グローバルワークでは、主に雑誌タイアップなどのウィメンズ企画のスタイリングを担当。

荒木里実さん(以下、荒木):私もそう思います。初めてお仕事で関わらせていただいたのは2年前の「CLASSY」のタイアップだったと記憶しています。当時ウィメンズのイメージは、“ザ・シンプル” という感じでしたが、トレンドをおさえたものがたくさん揃うというイメージに変わりましたね。「今」欲しいものが何でもあるブランドに変わったなって思います。

片貝 俊

『UOMO』『MEN’S NON-NO』などのメンズ雑誌から、広告まで幅広く活躍。色を巧みに使い、肩の力が抜けたスタイリングに定評あり。グローバルワークでメンズ企画を多数手がける人気スタイリスト。

片貝 俊さん(以下、片貝):その感覚はメンズも同じです。バンドカラーシャツなど、ベーシックなデザインだけではないアイテムが展開されたり、流行のくすんだ色味のアイテムがあったり、トレンディになってる。でもその今っぽさも奇抜すぎないというか、ちょうどいい塩梅で、誰もが自分の似合うものが見つけられるんだと思いますね。

荒木:メンズも同じ感覚なんですね。実は私、仕事で関わる前は、もっとカジュアルで若い世代のブランドというイメージもあったんです。でも実際に見てみるとその印象もガラッと変わりました。大人も手に取れるブランドなんだなって。先ほどの片貝さんの話にもあったように、奇抜すぎないというのもポイントだと思います。トレンドをおさえつつもモード過ぎないというか。やっぱり大人の女性は、トレンド感が前面に出すぎているとやりすぎ感が出てしまうので。

福田:取り入れやすいんですよね。

片貝:そう、着やすいんだと思う。

—その他、お仕事で関わるうちに変わったと感じることはありますか?

福田:そういえば、ウィメンズはある時期からお仕事服として着られるきれいめなアイテムがすごく充実した気がします。

荒木:私もそれは感じました。仕事服として活躍してくれるセットアップのスーツもあれば、デスクワークに最適なキレイ見えするうえにストレッチが効いたパンツがたくさん揃っていたり。OLさんにも提案できるコーディネートが増えて、スタイリングの幅がぐんと広がりました。しかもそういった仕事服に関しても、ベーシックなものだけでなくちゃんとトレンドをおさえていて。

福田:今はいろいろな生き方があるから、同世代だからといってひとくくりにすることはできない時代。人生のステージに伴って、必要になる服や小物も変わってくるけど、グローバルワークさんはどのカテゴリーに関しても今を生きる人たちのニーズをしっかりキャッチしていると感じます。たとえば、子どもがいるいない、さらにその中には仕事していてきれいめの服が必要な人もいるし、カジュアルだけで大丈夫な人もいます。幅広い方に合うアイテムが揃っているので、自分のライフスタイルで選べるのが嬉しい。メンズはその辺りどうですか?

片貝:そうですね、スーツもあるし、カジュアルな日に着ていける通勤服も増えたと思う。あとは通勤にも休日にもどちらにでも使えるアイテムもかなり多くなったなと感じます。たとえば、実はウエストがゴムになっていってラクに穿けるパンツとかね。

福田:メンズでそういうちょっと力の抜けた仕事服を着ている人は、おしゃれ感がありますよね。

荒木:女性のテーパードシルエットのパンツも、フロントはすっきりしいているのに後ろだけゴムになっているデザインが秀逸。前から見るときちんと感もあって、インしたときにもルーズに見えないのもいいなと思います。

3人の声が一致! ブランド最大の魅力とは?

—みなさんはお仕事柄、たくさんのブランドに触れる機会があると思いますが、グローバルワークならではの魅力ってどこだと思いますか?

福田:すべてのアイテムが「えっ?」 って、聞き返してしまうくらいのコスパの良さ。

荒木:同じく。とにかくコスパがいい!

片貝:本当にお手頃だと思います。

福田:コスパブランドの代表格だと思いますが、価格だけ安くても多くの人は手に取らないと思います。高見えする商品が多いのが素敵なところです。

荒木:まさに。同じくらいの価格帯でシンプルなものって、今はいろいろなブランドで見つけることができるけど、グローバルワークさんはトレンドを意識したシルエットやデザイン、機能など細部までこだわっていますよね。それなのに、この価格帯ということに驚きます。

片貝:多くのブランドが手頃な価格のアイテムを出していますが、中には見た瞬間に「これはちょっとな…」と思う粗悪な商品って、残念ながらあるんですよ。アイロンをかけてもなかなかシワがとれなかったり。

福田:生地がペラペラだったり、Tシャツがまっすぐ畳めなかったり(笑)。

荒木:ある! 一度洗うと生地がよれてきちゃうTシャツとか…(笑)。でも、グローバルワークさんのパンツは、洗濯機でガンガン洗っても大丈夫。型崩れしにくいのもいい。

福田:若いころは、デザインのかわいさだけで選んでもよかったと思うんですよ。肌も髪もすべてツヤツヤの年代は大丈夫でしたが、それだけじゃ乗り越えられなくなる時期が来ますよね。20代後半、30代と大人になるにつれて、カジュアルさやトレンドを加えることも大事だけど、そこにある程度の「きちんと感」も欲しくなります。その面でもグローバルワークさんは信頼と安心がありますね。

片貝:あとは、この価格帯だとそのシーズン中は思い切り着倒して、次のシーズンにはまたその時季のトレンドアイテムに買い替えられるのも魅力ですよね。

—機能面のお話も挙がりましたが、その点についてはいかがですか?

片貝:機能性のある素材がすごく増えましたよね。吸水や速乾、撥水性のある素材とか。

荒木:増えましたね、ウィメンズも。シワになりにくい素材やUVケアとか。

福田:抗菌や防臭素材なんかはキッズでも多く揃っていますね。しかも、昔あったような「いかにも機能素材です」という質感とはまったく違いますよね。

片貝:そう。だから僕、最初は疑ってしまったんですよ。あまりにも普通の生地に見えるから「これ本当に効果あるの?」って。

荒木:昔の機能素材といえば、生地感もデザインもスポーティだったりして、あからさまに機能系とわかるものが多かったですよね。今、グローバルワークさんが出しているものは、見た目には全然わからなくて通常のアイテムに見えます。

福田:グローバルワークさんには素材調達チームがいるそうですが、そういうこだわりからもブランドの努力が伝わってくるし、だから応援したくなっちゃう。

グローバルワークのスタイリングで大切にしていること。

—WEBサイトやカタログの撮影やスタイリングの提案などで心がけていることはありますか?

福田:私はキッズだという先入観でスタイリングをしないようにしています。先ほども言いましたが、ガールズは本当に小さなウィメンズだと思っています。「自分だったらどんな風に着たいかな?」と考えて、そこにかわいさを添えるイメージ。今の子どもたちは本当に大人っぽいものを着こなしていると思いますね。キッズ服は、子どもらしさを際立たせるのではなく、大人が見てもおしゃれだと言いたくなるようなスタイリングを心がけています。

あと、親と子供とのリンクコーデを組むときは「さりげなさ」「仲間感」を大切にしています。すべてお揃いのアイテムを使うのではなく、例えば子どもがカーキのブルゾンなら、大人はカーキのパンツを合わせるなど、色や素材をさりげなくリンクさせるようにしています。

荒木:私は、旬の雰囲気が感じられるようなコーディネートを意識します。特にウィメンズは流行を取り入れた小物がすごく充実しているんですよ。ベーシックなスタイリングにそういった小物を足したり、また色に関しても必ずシーズンごとにトレンドカラーを使ったアイテムが出たりするので、ベーシックな装いもそれらを使うと今っぽく仕上がります。

片貝:メンズもトレンドの色は必ず展開されるので、意識して取り入れますね。今年はどんなものを着たらいいんだろうと不安に思っている人や、全身で買い揃えたいと思っている人が見たときに「こうやって取り入れればいいんだな」「これなら自分も着られそう」と思えるようなスタイリングを心がけています。子どもっぽくなりすぎず、また落ち着きすぎた印象にもならないようにコーディネートしています。

あと、モデルに着せて撮影するときに、パンツの丈ちょうどよさ、絶妙さに毎回感心しています。パンツをおしゃれに穿くには丈感が重要ですが、自分で調整するのも難しいし、丈つめを面倒に感じる人もいると思う。誰にでも似合って、かっこよく見えるようにつくられているのがすごい。

—今後、こんなアイテムがあったら…、というようなリクエストがあれば教えてください。

福田:男の子はスポーティやアメカジ風が似合いますし、そういうテイストのものがグローバルワークさんでもたくさん展開されていると思います。個人的には、グローバルワークの今のテイストはキープしつつ、フレンチっぽいスモーキーな色味や、普段も着られるちょっときちんとしたテイストの服があったらいいなと思います。

荒木:ウィメンズは、パンツもトップスもランナップが豊富にあるなと思っています。リクエストできるなら、ジャケットなどコーディネートの核となるアイテムに合わせるインナーに、シンプルなものが増えるとさらにいいと思います。レースなどのあしらいが苦手な人や、シンプルなものを探している人も少なくないですし。「グローバルワークの服で全身揃えて買おう」というお客さまも、もっと増えるんじゃないかな。

片貝:メンズはですね、Tシャツを1年中置いてもらえると嬉しい。冬でもパーカや、カーディガンの中に着るものをロングTシャツだけでなく、Tシャツの選択肢もあるとありがたいですね。

—最後にひと言ずつ、25周年を迎えたグローバルワークにひと言お願いします。

福田:これからもグローバルワークファンが驚くような、モノとプライスのバランスを期待しています! 25周年おめでとうございます!

荒木:お仕事で頻繁にご一緒させていただくので、1ヶ月も会わないと「元気だったー?」と、声を掛け合ってしまうほどチーム感がすごい。これからもよろしくお願いします!

片貝:改めて25年って、本当にすごいことですよね。日本のブランドでこれだけ長く継続しているブランドはそうそうない。ぜひ、100年目指して欲しいです。

—ありがとうございました!