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2018.10.12 Update

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Yuji Shimazaki

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Eri Umeda

for Women

洗濯王子・中村祐一さんが指南!
洗えるカシミアニット洗濯テク

毎シーズン大好評の自宅で洗えるカシミヤ混ニット。ウォッシャブルとは言え、肌触りも素材も繊細なアイテムだけに、いつも通り洗濯してもいいの?と不安になる人も多いはず。そこで、洗濯家の中村祐一さんに、自宅での正しい洗い方を伝授していただきました。

2018.10.12 Update

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Yuji Shimazaki

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Eri Umeda

今回教えてくれたのは…

洗濯家・中村祐一さん

長野県伊那市のクリーニング会社「芳洗舎」の3代目。効率的でわかりやすい洗濯アドバイスが世の中にもっと必要ではという考えのもと、「洗濯アドバイザー」という肩書きで活動を始める。現在は“洗濯王子”という愛称でテレビや雑誌に出演するかたわら、芸能人から一般の主婦まで幅広く洗濯方法をアドバイスしている。
https://www.sentaku-yuichi.com

洗えるカシミア混ニットはこちら!

ウォッシャブルが嬉しいカシミヤ混ニット。艶やかな素材感とつるんとした肌触りが、上品な雰囲気を醸し出す。デコルテをキレイに見せるネックデザインもポイント。

Knit ¥3,780

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洗濯絵表示から、洗い方の情報を読み取る。

「正しい洗濯方法の答えは、基本的に全て洗濯表示に書いてあるんです。そこから洗い方を組み立てていくことが第一段階。まずは一番左の表示をチェックしてください。この表示が一番重要で、正しい洗濯方法がひと目で分かるようになっています。

ウォッシャブルニットなので今回はついていませんが、もしこの表示に大きな×がつけられていたら自宅で洗えないという意味です。そして、このマークの真ん中の『30』という数字は適切な水温を表現。この場合、水温は30℃が限度という意味になります。下の2本線からは洗濯コースを読み取ることができます。最大本数が2本で、本数が減るごとに強いコースを選択可能。この表示は2本なので、洗濯機のコースで一番弱い『ドライコース』や『手洗いコース』などを使用します」

「洗濯表示の裏にも、正しい洗濯方法に関しての注意が記載されています。読み落としがちですが、洗剤の選び方や洗濯ネットの使用方法などもわかるので必ず確認するようにしましょう」

襟や袖の目立つ汚れに直接洗剤を塗布する。

「洗濯方法がわかったら、下準備に入ります。白や薄い色の衣類は、首まわりや袖口の汚れが目立ちますよね? まずは、そういった目に見えて汚れがわかる部分に、洗剤を直接塗布します。その時に使う洗剤は、洗濯機に入れるのと同じのものを使用。洗濯表示裏の注意書きに記載されている場合は、中性洗剤を使いましょう。おしゃれ着用洗剤なら間違いありません。洗浄力の強い弱アルカリ性の洗剤では、カシミアなどの動物性の繊維を溶かしてしまう可能性があるので注意してください。」

洗剤をつけた部分を手洗いする。

「洗剤をつけた箇所を、30℃以下のぬるま湯に入れて手洗いして洗剤をしっかり落とします。こうするだけで、服に負担をかけずにしっかり汚れを落とすことができるんです。時々、繊細な素材の衣類でも、汚れを落とすために強いコースを選ぶ方がいらっしゃいますが、それでは衣類を傷めてしまう原因になります。洗濯機にパワーを求めず、少し手間をかけてあげることで衣類の寿命を長持ちさせてあげられますよ」

ニットを裏返してキレイにたたむ。

「次に、洗濯機に入れる準備に入ります。よく、ニット類を洗濯すると毛玉が気になるという方がいらっしゃいますが、洗濯する時に裏返しにすると毛玉ができにくくなりますよ。また、型崩れを防ぐため、ネットに入れる前はきちんとたたみましょう」

単体でネットに入れる。

「半分にたたんだニットを、ネットに入れます。この時、洗濯表示裏の注意書きに記載されている通り、ニットは1枚のネットに単体で入れること。他の衣類との摩擦や、色移りから守ってくれますよ。ネットは目の細かいしっかりしたものセレクト。半分にたたんだニットがちょうどおさまるぐらいのサイズを選ぶことで、ネットに入っていてもニットに水がまわってきちんと洗浄してくれます」

ドライコースで洗濯する。

「ネットのジッパーをしっかり閉じたら、そのまま洗濯機へ入れ、ドライコースを選択。洗剤は下準備と同様のおしゃれ着用洗剤を使います。そして、もう一度洗濯表示の絵柄を思い出しましょう。

左から2番目の△は、漂白に関する表示です。上から×と記載されているのは、塩素系・酸素系どちらの漂白剤も使用禁止という意味。気になる汚れは下準備で落として、漂白剤は使わないようにしましょう。逆に柔軟剤は、ほとんどの衣類で使用可能です。ニットの仕上がりを柔らかくしたかったり、静電気が気になる時などは取り入れてみてはいかがでしょうか?」

陰干しする。

「ニットは干し方も重要。洗濯表示で最適な干し方を記載しているので、必ずチェックしましょう。」

左から4番目の、四角の絵表示が乾燥の仕方を表しています。中に◯が描かれているものはタンブル乾燥ができるもの。棒線が記載されているものは自然乾燥を推奨しています。横長の棒線は平干しを、左上の斜めの棒線は日陰を意味しているので、このニットは日陰の平干しをしましょう。ニットは洗うことで変形しやすくなるので、干す際は袖をぶらんと垂らさず、伸びないよう少したたんであげるなど、ちょっとした配慮も必要です」

「平干しする場所がない場合は、トレーナーハンガー3本を活用。真ん中のハンガーに肩をかけた後、裾と袖を両側のハンガーにかけてあげることで、乾燥後も元に近い形をキープできます」

アイロンをかける。

「より形をよく仕上げるなら、アイロンがけは必須。アイロンのかけ方も洗濯表示に記載があるので確認しましょう。」

右から3番目のアイロンの絵柄から、アイロンをかけてもいい素材か、底面温度の限度はいくつかなどがわかります。この表示にはアイロンに大きな×がついていないので、アイロンがけ可能。真ん中の2つの点は、底面温度150℃を限度にアイロンがけができるということを表しています。アイロンをかける際は必ず当て布をしてくださいね。また、直接アイロンをかけるのに抵抗がある方は、スチームでも大丈夫です。スチームの場合は当て布の必要もなく、アイロンを浮かせてスチームを当てるだけなので気軽にできるのではないでしょうか。コツはアイロン台に置く時、しわになったり型崩れしないよう、折り目を確認してピシッと置くこと。このひと手間が仕上がりを左右しますよ」